2017. 09. 05
1.『みんなでi國神社に参拝する国会議員の会』 (会長 尾辻秀久元参議院副議長)
(1)参拝日 平成28年10月18日
(2)参拝者(名)
区分 | 本人参拝 | 代理参拝 | 小計 |
衆議院議員 | 58 | 59 | 117 |
参議院議員 | 27 | 26 | 53 |
合計 | 85 | 85 | 170 |
2.別途参拝(本人)
(1)参拝日 平成28年10月19日〜20日
(2)参拝者
10月19日 総務大臣、内閣府特命担当大臣、内閣総理大臣補佐官、衆議院議員1名
10月20日 財務副大臣
2017. 09. 05
1.『みんなでi國神社に参拝する国会議員の会』 (会長 尾辻秀久元参議院副議長)
(1)参拝日 平成28年8月15日
(2)参拝者(名)
区分 | 本人参拝 | 代理参拝 | 小計 |
衆議院議員 | 45 | 72 | 117 |
参議院議員 | 22 | 30 | 52 |
合計 | 67 | 102 | 169 |
2.別途参拝(本人)
(1)参拝日 平成28年8月20日〜23日
(2)参拝者
8月11日 復興担当大臣
8月12日 衆議院議員1名
8月14日 衆議院議員1名、参議院議員2名
8月15日 総務大臣、五輪担当大臣、内閣官房副長官、経済産業省大臣政務官、
衆議院議員6名、参議院議員3名
2017. 09. 05
1.『みんなでi國神社に参拝する国会議員の会』 (会長 尾辻秀久元参議院副議長)
(1)参拝日 平成28年4月22日
(2)参拝者(名)
区分 | 本人参拝 | 代理参拝 | 小計 |
衆議院議員 | 63 | 52 | 115 |
参議院議員 | 29 | 17 | 46 |
合計 | 92 | 69 | 161 |
2.別途参拝(本人)
(1)参拝日 平成28年4月21日〜23日
(2)参拝者
4月21日 内閣総理大臣補佐官、衆議院議員2名
4月22日 総務大臣、衆議院議員7名
4月23日 法務大臣
2016. 08. 26
「終戦の詔書」を拝してから七十一年を迎えた八月十五日、本会主催の「第四十一回全国戦歿者慰霊大祭を午前九時から靖國神社で斉行、水落敏栄日本遺族会会長・文部科学副大臣・参議院議員、中山恭子 日本のこころを大切にする党代表・参議院議員はじめ自衛隊の統合・陸・海・空幕僚長(各代理)、都道府県本部中央参加団体の代表等約三百五十名が参列した。
本年は本会発足四十周年の節目の年であり寺島泰三会長は石田和外初代会長が発足時の第一回慰霊大祭で奉告された現状認識と四十年を経た今日の現状が大差なきことを英霊にお詫び申し上げ、天皇・皇后両陛下が永年に亘り慰霊の旅をつづけられているその後足跡に思いを致し、両陛下のさらなる思し召しは、靖國神社への行幸啓であると述べ、そのためには国民の代表である国会議員本人の靖國神社参拝と国の代表である総理及び閣僚の靖國神社参拝の定着であると力強く祭文を奏上した。
祭文
大東亜戦争終結七十一年目を迎えた皇紀二千六百七十六年に当たる本日、ここ靖國神社に鎮まります二百四十六万六千余柱の英霊の大前において英霊にこたえる会「第四十一回全国戦没者慰霊大祭」を挙行するに当り、本会を代表して謹んで祭文を奏上いたします。
ご照覧のとおり、昭和五十一年六月二十二日に発足しました本会は、本年創立四十周年の節目の年を迎えました。今、英霊の大前において、私は設立直後の昭和五十一年八月十五日に石田和外初代会長が結成奉告・第一回全国戦歿者慰霊大祭を斎行し、上奏された祭文を憶い起こしております。
石田初代会長は、「わが国の現状は敗戦占領に伴う精神的混迷をなお脱し得ず、あるいは時流の赴くところ太平に馴れ、安易な自己本位の風潮を招き、これがため国家の基本的なありかたをめぐって抗争を重ね、道義の基本ともいうべき英霊祭祀についてすら国論の分裂を招来していることは誠に遺憾であり、申し訳ないところであります」と述べ、最後に「私どもはあらゆる世代、あらゆる立場を超えて「英霊にこたえる会」の輪を広げて日本の心を結集し、英霊を公にお祀りする道を確立し誓って国の伝統と平和を守り抜く決意であります」と力強く奉告されました。
爾来四十年、本会は中央本部と地方本部が一体となり中央参加団体等の協力を得て、会員一丸となって国民運動を展開してまいりましたが、只今の現状は四十年前石田初代会長が上奏された現状認識と大差なしと認めざるを得ないのが現実の姿であります。
戦後七十年の節目に当り、天皇・皇后両陛下におかせられましては昨年四月にはパラオ共和国を慰霊訪問され、五月には東京都戦没者慰霊堂に、六月には横須賀の「戦没船員の碑」に行幸啓され、明けて本年一月にはフィリピン共和国を訪問されて日比両国の戦歿者を慰霊されるとともに目比両国の友好親善に努められました。
両陛下はこれまで戦後五十年、六十年の節目やその前後において広島、長崎、東京、横須賀、沖縄、硫黄島、サイパン島等と国内外に亘って慰霊の旅を続けられ、そのこ足跡に思いを至すとき両陛下のさらなる思し召しは、我が国の戦歿者慰霊の中心である靖國神社への行幸啓であると拝察申し上げるものであります。
皇太子時代に「皇族の場合、親を理解することはとくに大切だと思っています」と述べられた今上陛下は、ご即位後の「朝見の儀」において「ここに皇位を継承するに当り、大行天皇の御遺徳に深く思いをいたし、いかなるときも国民とともにあることを念願された御心を心としつつ、皆さんとともに日本国憲法を守り、これに従って責務を果たすことを誓い、国運の一層の進展と世界の平和、人類福祉の増進を切に希望してやみません」と述べられました。
ご照覧のとおり、昭和五十年八月十五日の三木武夫総理の「靖國神社私的参拝」発言から靖國神社参拝が「公的」か「私的」かが問題とされ、十一月に予定されていた昭和天皇の靖國神社御親拝問題を内閣委員会で社会党議員が採り上げて質問し、法制局長官が「天皇の公式参拝は直ちに憲法二十条第三項違反とまでは言えなくとも重大な問題となる」と答弁しました。
いかなる時も国民とともにあることを念願とされた昭和天皇が、国民の代表者で構成する国会の場で天皇陛下の靖國神社ご親拝が採り上げられ、御親拝が憲法上重大な問題となると法制局長官が答弁したことをどのように思し召されましたか、終戦三十周年に当たるこの年の十一月二十一日の行幸啓を最後にご親拝は途絶えたのであります。
その昭和天皇の大御心をわが心とお引き継ぎあそばされている今上陛下もまた、国民の代表である国会議員や最高指導者である総理の靖國神社参拝の動向を静かに見守っていられるものと拝察申し上げるものであります。
中曽根康弘総理が昭和六十年八月十五日に「正式参拝」を確行しながらその後中国の内政干渉を受け翌年の参拝を中止した際、昭和天皇は「この年のこの日にもまた靖國のみやしろのことにうれひはふかし」とお詠みになられました。この昭和天皇の「うれひ」は即、今上陛下の「うれひ」に通ずるものと拝察せざるを得ません。この「うれひ」を払拭していただくための第一歩は、今更申すまでもなく国民の代表である国会議員本人がそして最高指導者である総理が靖國神社参拝を確行しそれを定着化させることであります。
國のために命を捧げた方々を国家が手厚くお祀りするのは世界の常識です。靖國神社参拝に対する一部の近隣諸国の内政干渉を毅然として拒絶し、参拝確行の姿勢を見せつけることが肝要であります。
ご祭神は勿論のことご遺族はじめ日本国民挙げてご期待申し上げている天皇・皇后両陛下の靖國神社行幸啓の途を啓き、石田初代会長が上奏されたように日本の心を結集し、英霊を公にお祀りする道を確立するべく本会創立四十周年に当り、改めて私ども一同一致協力して邁進することをお誓い申し上げ祭文といたします。
平成二十八年八月十五日
英霊にこたえる会中央本部
会長
寺島 泰三
祭文を遡上する寺島泰三会長
慰霊大祭の供花は二十四基で、政党関係は「自由民主党」と「日本のこころを大切にする党」の2党であった。
供花団体等(順不同)
自由民主党、日本のこころを大切にする党、みんなで靖國神社に参拝する国会議員の会、遺家族議員協議会、日本遺族会、日本会議、佛所護念会教団、神社本庁、日本郷友連盟、偕行会、水交会、隊友会、中央乃木會、旧戦友連、特攻隊戦没者慰霊顕彰会、全ビルマ会、JYMA・日本青年遺骨収集団、神道成年全国協議会、各種女性団体連合会、大日本印刷株式会社、凸版印刷株式会社、靖國神社の櫻の花の下で「同期の桜」を歌う会、英霊にこたえる会
奉楽は拓殖大学吹奏楽部、献楽は、偕行会の尾崎良江氏指揮のもと偕行合唱団が実施、拝殿には千葉県茂原市のカトリック教会日曜学校「マリアの里」と岡山県遺族会女性部からの「千羽鶴」が飾られた。
2016. 08. 26
慰霊大祭に引き続き、午前十時三十分から日本会議との共催で「第三十回戦歿者追悼中央国民集会」を靖國神社参道に特設 天幕を設置して開催、千六百余名の参加者が集った。小堀 桂一郎 日本会議副会長、寺島 泰三本会会長の主催者挨拶に引き続き、新藤義孝 自民党政調会長代理、KAZUYA動画制作者、徳永信一朝日グランデール訴訟弁護団長の純で提言が行われた。
正午の時報に合わせて、戦没者への黙祷、天皇陛下のお言葉拝聴後、日本会議の学生代表が力強く「声明」を朗読、最後に偕行合唱団と共に「海ゆかば」を斉唱し閉会した。
声明
今日、我々が享受している平和と繁栄は、幕末維新期から先の大戦に至るまで、祖国存亡の危機に際してかけがえのない一命を捧げられた、ここ靖國神社に鎮まります二百四十六万余柱の英霊による献身殉国の尊い御業(みわざ)によって築かれたものである。
にもかかわらず、戦後日本は、戦勝国の立場から過去の日本の行為を一方的に断罪した東京裁判史観を払拭できず、語り継がれるべき英霊の名誉を冒涜し、さらに「平和主義」なる美名のもとで我が国の主権と国民の生命・爾産を守るべき国家としての責務を軽んずる悪しき風潮が長らく蔓延してきた。
周知のように、昨今の我が国をとりまく国際環境の激変は、かつては予想だにしなかったほどのものがある。すなわち、中国は、我が国固有の領土である尖閣諸島.周辺海域への領海侵犯を繰り返し、南シナ海では国際社会から発せられた非難を無視して軍事力を増強し続けている。また、北朝鮮は、盟邦であるはずの中国の制止すら振り切って、核実験および核搭載可能なミサイルの発射実験を繰り返している。
このような憂慮すべき事態が続く中で、幸いにも、昨年より、ようやくこの悪しき風潮と決別する動きが生まれてきている。昨年九月には安倍晋三内閣が三か月を超える国会審議の末に平和安全法制を成立させ、さらに本年七月の参議院選挙の結果、改憲を容認する諸政党で憲法改正の発議に必要な三分の二の議席を、戦後初めて衆参両院ともに獲得するにいたった。これらが、「平和憲法擁護」の旗印の下に、安倍政権拙判を繰り返してきた諸政党や市民運動グループによる激しい反対の中で実現した事実は、「戦後七十年」を経て、国民の意識が確実に変化していることを示している。
さて、天皇皇后両陛下におかせられては、昨年四月のパラオ共和国のペリリュー島ご訪問に引き続き、本年一月にはフィリピン共和国を訪れちれ、先の大戦で亡くなられた方々への慰霊の営みをお変わりなく努められた。我々は、この御心を拝し、我が国の戦殻者追悼の中心施設である靖國神社に、できるだけ早く天皇陛下の御親拝が実現するよう、その御先導として安倍総理に靖國神社への「総理参拝の定着」を要望するものである。
結びとして、靖國神社に永久(とわ)に鎮まります英霊の御酋において、憲法改正の早期実現を中心とした懸案の諸課題に取り組み、強くて美しい国の再生を目指す国民蓮動を一層力強く展開することを、あらためて誓う。
右、声明する。
平成二十八年八月十五日
第30回戦歿者追悼中央国民集会
英霊にこたえる会
日本会議
主催者代表として挨拶する寺島泰三 会長
主催者代表として挨拶する小堀桂一郎 日本会議副会長
提言する新藤義孝 自民党政調会長代理
提言するKAZUYA動画制作者
提言する徳永信一 弁護士
2016. 05. 10
4月23日(土)第42回総会をホテルグランドヒル市ヶ谷3階瑠璃東中の間で開催、地方本部・中央参加団体の代表及び会長表彰者等百二十余名が参集した。
総会は、午後一時に開会、寺島泰三会長の挨拶に引きつづき、志摩篤偕行社理事長から来賓祝辞を受けた後、会長表彰を実施した。表彰は創立40周年特別表彰を5個人7団体に対し行ない、代表として故中條高徳第4代会長の代理中條和歌子氏に記念表彰盃を贈呈した。
平成28年度表彰は15団体個人56名に賞状と記念品を贈呈し、英霊にこたえる会福井県本部の久谷清邦会長が謝辞を述べた。
次いで、本会運営副委員長熊谷猛広報委員長を議長に選出して議事に入り「地方本部会長の交代」「平成27年度事業等の実施について」報告、「平成27年決算」が承認された後、「本会役員の改選」について審議し下記のとおり承認された。
その後引き続いて平成28年度活動方針・事業計画及び同予算(案)について審議し、原案どおり承認された。
総会終了後、兵庫県遺族会の吉識隆子氏による「母と歩んだ戦後70年・・・祈りと感謝」を歌藤原千鶴氏と伴奏玉置三貴氏で「語り」を拝聴した。
英霊にこたえる会第四十二回総会決議
終戦七十周年の節目に当り、天皇・皇后両陛下におかせられては昨年四月八日・九日にパラオ共和国を訪問されペリリュー島で日米双方の慰霊碑に追悼の祈りを捧げられ、また本年一月には二十六日から三十日までの五日間フィリピン共和国を訪問されて日比両国の戦歿者を慰霊されるとともに日比両国の友好親善に努められました。
両陛下はこれまで平成元年に広島、平成四年に神奈川、平成五年に沖縄、平成六年に硫黄島、平成七年に長崎、広島、沖縄、東京、神奈川、そして平成十七年にサイパン島と国内外に亘って慰霊の旅を続けられ、そのご足跡に思いを至すとき、両陛下のさらなる思召しは我が国の戦歿者慰霊の中心である靖國神社への行幸啓であろうと拝察申し上げるものであります。
そのためには、総理はじめ閣僚の各位がこれにお応え申し上げる途を啓くことであり、これこそが内閣のとるべき道と存じ上げるところであります。
安倍総理は、第一次安倍内閣では靖國神社に参拝することなく退陣され、これを「痛恨の極み」とされて、第二次安倍内閣発足一周年目にあたる平成二十五年十二月二十六日に「総理参拝」を断行され所信を完遂されました。しかしながら、その後二年有余に亘り「総理参拝」は途絶えたままであります。
今更申すまでもなく、靖國神社への参拝は他国に干渉を許さない独立主権国家の当為であり、また誇り高き我が国の伝統・文化の象徴として社頭にぬかずき、我が国の礎になられたご英霊に対し敬虔な誠を表明することこそ内閣の成すべき第一の方策と信じるものであります。
途絶えがちの靖國神社参拝を再興・続行されて、これを定着させることが天皇陛下のご親拝につながるものであり、ここに総理・閣僚の靖國神社参拝を強く要請するものであります。
右、決議する。
平成二十八年四月二十三日
英霊にこたえる会第四十二回総会
英霊にこたえる会 新役員
平成28年4月23日
会長 寺島泰三氏(留任)
副会長 國松善次氏(留任)
同 夏川和也氏(留任)
同 櫻井よしこ氏(留任)
同 市来健之助氏(新任)
同 大原康男氏(新任)
運営委員長 冨田定幸氏(留任)
事務局長 中村弘氏(新任)
監事 古屋敏雄氏 (偕行社)(留任)
同 石橋聡氏(旧戦友連)(留任)
2016. 05. 10
本日ここに、第四十二回「英霊にこたえる会」総会を開催するに当り、都道府県本部並びに中央参加団体代表各位のご列席を賜わり心から厚く御礼申し上げます。
皆様ご承知のように、本年は昭和五十一年六月二十二日発足しました本会にとって創立四十周年の節目の年になります。
設立直後の昭和五十一年八月十五日、石田和外初代会長は靖國神社拝殿において、結成奉告・第一回全国戦歿者慰霊大祭を斎行し祭文奏上で「わが国の現状は、敗戦占領に供なう精神的混迷をなお脱し得ず、あるいは時流の赴くところ太平に馴れ安易な自己本位の風潮を招き、これがため国家の基本的なあり方をめぐって抗争を重ね、道義の根本ともいうべき英霊祭犯についてすら国論の分裂を招来していることは誠に遺憾であり申し訳ないところであります」と述べ、最後に「私どもは、あらゆる世代あらゆる立場を超えて「英霊にこたえる会」の輪を広げて日本の心を結集し、英霊を公にお祀りする道を確立し誓って国の伝統と平和を守り抜く決意であります」と力強く奉告されたのでありました。
爾来四十年、百万人を超す国氏の皆様が「英霊にこたえる会」の終身会員に名を連ね、中央本部と地方本部が一体となり中央参加団体等の協力を得て国民運動を展開し、「靖國神社公式参拝実現全国総決起大会」「靖國神社公式参拝実行要求全国代表者大会」を開くとともに、「一千万人請願署名」を達成し、遂に昭和六十年八月十五日中曽根康弘首相の「靖國神社公式参拝」が実現出来たのは私どもの運動が結実したものと言えましょう。
しかし、その喜びも束の間、中国の内政干渉により「総理参拝」は途絶え、平成十三年八月十三日の小泉純一郎首相の参拝まで実に十六年間の不毛時代が続いたことは皆様ご存知の通りであります。
この間、本会は八月十五日には毎年「全国戦歿者慰霊大祭」を斎行し、昭和六十二年からは日本会議と共催で「戦歿者追悼中央国氏集会」を開催、署名活動として「靖國神社に代わる新たな国家追悼施設」の建設反対運動と「総理及び閣僚の靖國神社参拝の定着」運動を実施してまいりました。また、会員の皆様から寄せられた維持会費(靖図カレンダー) により、累計四億五千万円余の特別奉納金を靖國神社に上納することが出来ました。
さて、昨年は戦後七十年の節目の年であり、安倍内閣は後世の歴史に残る「平和安全法制」を成立させ、「戦後七十年安倍談話」を発表しました。「平和安全法制」の制定により「自衛隊による国際貢献活動が拡大し、国際社会の平和に大きな貢献が出来、日米関係は強化される。日本は、もはや傍観者ではない。」と自民党の稲田朋美政調会長が昨年九月三十日に米国で強調したように、我が国は「一国平和主義」から国際的に「普通の国」ヘ大きく前進することで、戦後の安全保障政策を転換させたものと言えましょう。
「安倍談話」は、村山・小泉両談話の「侵略」「植氏地支配」「お詫び」「反省」の四つのキーワードは入れましたが、対象を直接的に書かず一般論として引用し、「戦争に何の関わりのない私たちの子や孫そしてその先の子供たちに謝罪を続けさせる宿命を背負させてはならない」と謝罪外交に終止符を打つ考えを示しました。
この安倍総理の思いは慰安婦問題についても同様で、昨年末日韓外相会談を行わせ、慰安婦問題について最終的・不可逆的な解決を行い、日本の将来世代に責任を残さないための合意を致しました。
戦後七十年に当って私どもが安倍総理に期待したもう一つの重要なことは、平成二十五年十二月二十六日に靖國神社に参拝し私たちに大きな喜びと感銘を与えて以求途絶えている「総理参拝」を是非とも実施していただきたいと云うことでありました。
私どもは「総理参拝」が「八月十五日」「秋季例大祭」あるいは「十二月二十六日」のいずれかの日に行われるのではないかと期待を寄せていましたが、残念な結果になりました。
畏くも天皇・皇后両陛下におかせられましては、戦後七十年と云うことで、昨年四月にパラオ共和国のペリュリュー島を、本年一月にはフィリピン共和国をそれぞれご訪問されて、大東亜戦争で散華された戦歿者を慰霊されました。このように天皇陛下は戦歿者慰霊に殊のほか大御心を御寄せあそばされており、私ども日本国氏にとりまして恐懼感激するところでありますが、今上陛下に御即位以降は一度も二百四十六万六千余柱の英霊が鎮まります靖國神社にご親拝をいただいておりません。
今上陛下ご親拝の道は、国の代表である内閣総理大臣、そして国氏の代表として選ばれた国会議員が先ず靖國神社に参拝して、これを定着させ国氏が心からこの動向に賛同し喜びとすることにより啓けるものと思っています。
石田和外初代会長が奉告された「日本の心を結集し英霊を公にお祀りする道の確立」は未だ道遠しの感はありますが、本会創立四十周年の記念すべき年に当り、これまでの長きに亘り本会の活動にご尽力された歴代会長はじめ諸先達に敬意と感謝を申し上げますとともに、靖國神社に思いを残して天に召された方々のご冥福を祈り、皆様となお一層力を合わせ力強く前進することをお誓いしたいと忠います。
終わりに臨み、本総会にご臨席賜りましたご来賓に重ねて御礼申し上げますとともに、ご列席の皆様さらには全国各地で活躍されている会員の皆様の益々のご健勝を祈念申し上げ私の挨拶といたします。
平成二十八年四月二十三日
英霊にこたえる会中央本部
会長 寺島 泰三
2016. 04. 05
四月二日(土)、本会ならびに協賛団体は満開の桜の花びらが舞う靖國神社境内で「第32回靖國神社の桜の下で『同期の桜』を歌う会」を開催した。
今年は靖國神社の標準木の開花宣言は例年より五日早く行なわれたが、「花冷え」が続き、将に満開の花の下での開催となり、女性コーラスによる「靖國神社の歌」を皮切りに合唱を開始、「めんこい子馬」「橘中佐」「広瀬中佐」を披露した後、昨年に引き続き二期会全員、ソプラノ歌手森敬恵さんが友情出演し「愛国の花」と「あゝ紅の血は燃ゆる」を独唱した。
続いて「皆様とご一緒に」の部に入り、少飛会希望の「燃ゆる大空」を最先に、ついで「特幹の歌」「異国の丘」「婦人従軍歌」「月月火水木金金」「戦友の遺骨を抱いて」とプログラム予定曲を合唱、 その後参加者の要望曲を受けつけ予定時間一杯、二千五百余人の参加者の元気な歌声が靖國神社の杜にこだまし、二百四十六万六千余柱の御心を偲ぶ感謝の誠を捧げた。
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